楽天市場が送料設定で大混乱。

楽天市場が送料設定で大混乱。

楽天市場が送料設定で大混乱。

楽天市場内の送料設定が乱れております。
理由は、本日(2020/03/18)から始まった3980円送料無料化騒動。

いやぁ~球団持ってる大企業さんがする仕事とは思えないほど計画性が無いというかなんというか…。
これ整理整頓しないでプログラマにマニュアル書かせてると思うのですよ。
私もそうだけど、プログラマってマニュアル書くの苦手な人多いんです、自分は(組んだから)解ってますからね。

と言う事で、今後の為の補足。楽天市場の送料設定についてまとめます。

1商品に対して設定する送料関連のカラム数は何と9か所!

何の設定すんだいって感じですよね。
でも個人的には良い機会だったのかな。
楽天市場の設計が何となく見えてきました。
送料関連のパーツを補足しながら少しまとめてみます。

送料設定を理解しやすいように3つのモードとしてとらえてみる

  1. 個別配送料設定:商品数×送料で算出するモード
  2. 通常の送料設定:無条件で3980円送料無料を実行するモード
  3. 特定送料設定:3980円送料無料を回避するためだけの設定モード

このように、3つの動作モードがあると理解してみます。
このうち、下の2つについては[配送方法][地域][採寸]などから送料を割り出す計算式が実装されています。
参照する値は【配送区分1】【配送区分2】により確定されるものだと思っていたら、この値が廃止になると…。

えっ!じゃあ配送費用表の縦軸横軸ってどこから値引っ張ってくるの??
「どうせ送料無料ラインまで買うからいらねんじゃね?」とかって奴ですかね…。

お互いの関係性(強さ)は 項目1 > 項目2 > 項目3 の順で1が最強

どんな状態でも1の設定があると1を採用します。
んで、3980円回避設定があっても従来の設定があるとこちらが優先されます。

ここでもう一つ問題になる事があります。【配送方法セット管理番号】こいつです。
この配送方法セットは【2:通常の送料設定】【3:特定送料設定】の両方で利用されます。

配送方法セットという箱の中に実際の配送方法をセットするやり方で管理されています。
プログラム的には多次元連想配列を作る項目ですね。
セット自体は変えなくてもセットの中身を変えれば勝手に動作が変わってくれるのでありがたい設定です。

でも、各店舗から上がった「意図した動きにならないぞ」の原因はココで発生していたようです。

配送方法セットの設定をキャッシュしてる?

そうなんですよね、変えてるにもかかわらず商品ページ側が変わらない。
でも設定はココなんですよ。

自動選択ルールの設定箇所がなんと3か所。

具体的には、配送方法セットの自動選択と配送方法の自動選択があり、其々○○が無かった時に指示する配送先という関連付けがされているようです。

もう何が何だか。一度ゼロベースで作り直した方が良いと思いますよ、楽天さん。

設定を終えての感想

これね、絶対に3980円送料無料除外設定を申請した店舗か否か見て送料算出を変えるだけで良かったと思います。
私の頭でもそれだけで実装できそうですから、天下の楽天が出来ないとは思えない。

と言う事はこんな面倒な仕様にした理由は2つに絞られるわけです。

  1. この後の仕様変更も見込んでの大きな修正
  2. 楽天の方針に賛同しない店舗への嫌がらせ

2でない事を祈っております。

まとめ

掲示板も午前中で落ち着いたみたいなので、皆さん設定できたのかな?
こういう混乱の元になる仕様の急な変更は止めてもらいたいですね。