WEBデザイン:言語選択で【国旗】を選ぶことの是非について

WEBデザイン:言語選択で【国旗】を選ぶことの是非について

WEBデザイン:言語選択で【国旗】を選ぶことの是非について

なるほどなぁ~と思ったので記録しておきます。

先日プロトタイプ(記事量の少ないハリボテWEBサイト)が完成したので納品先に方に見てもらいました。
そして、怒られました…。

理由は言語の選択方法

高校時代、センター試験の英語で学年最低点を叩き出した私。言語関係苦手なんです…。
それなのに英語ばかりのスクリプト書いてるんだから「世の中どう転がるかわからんね」というね。
まぁそんな横道は置いておいて、言語選択を国旗にした事で次のように怒られました。

  • イギリスも英語。イギリスの方が英語表記にするためにアメリカの国旗を選択するのは感情的にNG。
  • 中国では簡体字と繁体字の2種がある。繁体字の選択肢に台湾旗を使ったら仕事上大問題。

はい、確かにその通り。まったく気づきませんでした…。
納品先は中国からの輸入が多い貿易会社さんでして、おっしゃる通りそのまま進めたらお仕事を邪魔してた可能性ありますよね。猛省です。

2種類の中国語について

気になったので調べてみました。

  • 繁体字中国語:香港、台湾、マカオなどを中心に使用されている文字。
  • 簡体字中国語:中国本土、シンガポールを中心に使用されている文字。

言語をホームページという切り口で見た時、一般的には『繁体字』の方がアクセス数が増えるそうです。
理由は、NETに慣れている香港/台湾がターゲットになっているからだとか。

旅行会社のWEBサイトの場合は下のような感じで切り分けるようです。(参考資料)

  • 団体旅行客をターゲット:『簡体字』 ※ 中国本土は団体旅行の傾向が強い => 旅行会社向け
  • 個人旅行客をターゲット:『繁体字』 ※ 香港人がメインターゲットになる => 簡単な予約システムなどの導線確保

なるほどねぇ。

言語選択の方法についてWEBでよく見る論調

  1. 言語名(日本語/English/한국어 など)の選択肢が良い
  2. 選択中のFlagは選択肢の一番上に表示するのではなく、言語の脇にマークなどで表現する方が良い
  3. 選択肢のTOPは『言語選択の場所』であることがわかるような表記にしておくのがベスト

調べたらこんな感じのデータが出てきます。
検索上位のサイトさんのご意見は『国旗での言語選択反対(悪いデザイン)』というものでした。

現在の言語選択の基礎部分はロケールの取得から始まる

「国旗での言語選択反対」について言いたいことは良くわかります。
私も怒られるまで気づきませんでしたけど、正論だと思います。

でもさ「【項目2/3】は考えなくても良くない?」

多くの場合は[ i18n ]使うと思います。Djanogの多言語化もそうですが、[ i18n ]って国際規格ですから。
ロケール取得して渡して初期表示変えるんだから、選択言語が一番上に出ていてもいいと思うんですよね。
むしろそちらの方が望ましいような気もする。

う~ん、どうなんでしょう。

ターゲットを絞り込んでいるなら国旗の方が良いこともある

例えば香港に支社があって、香港からの集客をメインとしている旅行代理店さん。
例えば特定の地区とのやり取りに特化している貿易会社さん。
こんな【固定ターゲットとの取引を強化している】企業の場合は【国旗】の選択肢の方がより分かりやすく親近感がわくかもしれません。

ざっくりまとめるとこんな感じ

  1. ロケールなどはブラウザ経由で取得できるので初期状態の選択肢(言語名)が読めないという事態は少ない
  2. デザインはサイトがターゲットとする客層(見て欲しい客層/見るだろう客層双方)の心情を鑑みる必要がある
  3. 日本のように独自言語を持ちその言語が他国で利用されていないケースは稀。国旗と言語は基本的にイコールではない
  4. 複数の言語が使われている国も存在する
  5. 言語の国旗選択肢はハマれば自分事としてとらえてもらえる(心情的にプラスに働く)
  6. 言語の国旗選択肢は自分の思いとギャップが生まれる場合『嫌悪』の対象となる可能性がある(心情的にマイナスに働く)

つまり国旗での言語選択は「絶対排除すべき」というよりもケースバイケース。
デメリットもあるので悩んだら『やらない』選択肢が正しいと思われます。

ただし、強烈なメリットを生む可能性も否定できないので、そこは『デザイナーの腕の見せ所』です。
WEBサイトって要は『閲覧者に対しての【プレゼン】』ですからね。

Djangoの中にある言語の分類

最後に、Djangoさんってこんな感じで大量の言語変換の項目持っています。
さすが【多言語化】っていうだけあるね。凄い数だし知らん奴多いし。
ただ、こいつらは【E-mail】とか基本的な単語以外は自動で翻訳してくれません。翻訳ファイルを作成して訳を登録する必要があります。
URLの構成はドメインの下に言語指示が入って構成されます。
・Englich:/en/
・Italiano:/it/
・한국어:/ko/
・简体中文:/zh-hans/
・繁體中文:/zh-hant/
というか、中国語はChineseで ch かと思ってた…。
サンプルで触れなかったから全く気付いてなかったです。

まとめ

言語選択、デザイン的には国旗のチョイスが恰好良かったんですけど、お仕事邪魔しちゃプレゼン大失敗ですからね。おっしゃる通りNGな構成で『大失態』でした。

猛反省です。