ECコンサルをどこで評価するか、判断基準と使い道。

ECコンサルをどこで評価するか、判断基準と使い道。

ECコンサルをどこで評価するか、判断基準と使い道

ECコンサルさん、私も4年ほど契約していました。

5万/月×4年で240万ほどコンサルさんにお支払したわけですが、これが良かったか悪かったかも含め『今の思い』を書き溜めたいと思います。

ECコンサルの殆どが詐欺まがい

まずは断言します。 ECコンサルさんの殆どは悪質 です。
理由は明白。どこかのCMと違い「結果にコミット」しないのです。

積極的にかかわるのは結果を出す為の『作業』です。
ではこの作業をやったら必ず売上/利益が上がるのかというと話をボカシて逃げ口上に入ります。

店舗側が知りたいのは「利益を上げるために何をすればいいか」

結果にコミットしますと言うコンサルさんもいます。
でも残念ながらその大半が次の3馬鹿トリオです。

  • 価格の見直し等のお手伝いをいたします。 => 安くすれば売れます。
  • 宣伝や露出の見直しをお手伝いします。=> 広告掛ければ売れます。
  • キーワードの見直しをお手伝いします。=> キーワードを変えれば集客増えますよ。

正直言います、こんなこと言うコンサルは全て嘘です。

人気商品をJAN紐付け出品して最安値付ければ売れます。ただし、利益率は下がります。
広告、どんな店舗でも広告費×120%程度は売れます。ただし、最終利益はダダ下がりです。
キーワード、もれなく万遍に登録できていれば集客は増えます。ただし、コンバージョンは落ちます。

生活の為に欲しいのは売上ではなく利益です。

5万円かけて10万円の利益が生まれるのであれば、これは素晴らしい事です。
しかし、現実の多くのコンサルさんは1万掛けて1万アップすればいい方。
集客対策のコンサルなんてこちらが広告入れて増やした集客を自分の手柄の様に振る舞いますからタチが悪い。

コンサルさんはなぜ結果をごまかせるのか

それは、多くの店舗が自店舗の様々や指標や平均的な指標の数値を知らないからです。

大抵の店舗さんは日々の作業に追われます。
私も同じです。出品して受注処理して顧客連絡して出荷して、場合によってはクレーム処理が入り…。こんなことやってればじっくり分析しろって言っても無理です。

楽天市場とかはその為に担当コンサル(ECC)を付けるわけですけど、こいつらの実態は広告営業マンというね。
口を開けば「○○という広告枠をお安くすることができまして」しか言わないからね、ほんと。

大所代の分析用のスタッフを用意できる程度に人手の余っている店舗さんはグングン伸びてきます。
「何すればどうなるか」というロジックを蓄えれるんでしょうね。

弊社は?残念ながら出来ていない組です。
その時間をとりたいためにシステム化を敢行しているのですから『今後は』とは思ってますけど。

ECコンサルをどこで評価するか

タイトルに戻りまして、ECコンサルの評価ポイントを考えてみます。

利益向上の役に立っているか

まずはこれしかありませんよね。
この評価の為にコンサルさんに求められる情報(知識)は次の通りです。

  1. モール毎のテクニック(裏技的)知識
  2. モールの変化に対する今後の明確な予想
  3. 同一ジャンル内で売れている商品の販売数(または販売額)の予測
  4. ビッグワードで検索1ページ目に出ていくまでの道筋

大体の方がお聞きすると答えない。

「地道に」「もれなく」がお好きな方が多いですよね。そんなんみんなやろうとしてるっての。

ビッグワードで1ページ目にいなくても複合ワードで1ページ目に来れば売上は上がるか

結論:少ないながら売り上げは上昇します。

でも、実はこれが非常に難しい所です。
理由は各商品最適なキーワードを散りばめて納めないといけないから。

SECOND、THIRDと入れて検索する場合、お客様の動作は『絞り込み』

検索対策として1商品の中に広いワードの記載をしていた場合、次のような事が起こります。

『包丁 左利き用』で検索した時に右用の包丁が表示されたが『左用』だと考えて購入、クレーム発生

2nd、3rdで勝負しようとした場合、そのワードが商品にマッチングしているか否かがとても大切になってきます。
そして、抽出したのにそのワードと異なる商品を購入してしまった場合クレームとして顕在化します。

しかし『右利き用』『左利き用』というワードを其々の商品に収めたとして、『ステンレス』は?『軽量』は?となっていくわけです。各々の商品1点1点について多くのワードを的確に納めない限り、2nd/3rdワードの対策とはなりません。

では、コンサルさんは商品の事どの程度知ってると思いますか?

まず知りません。なので、的確な2nd/3rdのキーワード対策はできません。
つまり、コンサル契約をしながら自分でキーワードを選定し、各商品に収める事になります。
そして、満足いく結果が出なかったと伝えると「キーワードの選定が間違えてるんですよ」と言われます。

「正解知ってるなら教えろや!」と言いたくなるのが正直な所です。

良いコンサルさんは店舗と一緒に悩み考えてくれる

正解を知っている人がいないのに、正解の知識をちらつかせてお話をする方は全て信用してはいけません。
店舗は店舗ごとに色も出来る事も違います。
それを踏まえた上で、利益を上げる道を作ろうと思えば「探っていく」しかありません。
結局、コンサルさんを迎えたとしてもTry&Errorは変わらないんですよね。

コンサルさんの使い方はのTry&Errorの相談役が最も適していると思います。
というか、それ以外に使い道はないのではと思うのですがどうでしょうか。

まとめ

某広告会社さんから平均コンバージョン1800という連絡を頂き、それ利益率だなんだ考えなかったら多くの店舗で出来るんじゃね?と思いこの記事を書くに至りました。

皆さん騙されない様にしましょうね。