楽天市場SEO対策:検索順位アルゴリズムが変更されたようです

楽天市場SEO対策:検索順位アルゴリズムが変更されたようです

楽天市場SEO対策:検索順位アルゴリズムが変更されたようです

5月上旬から異変を感じチョコチョコ修正し確認をしてきた事案です。
スーパーセールを経て確信に変わったためブログへ書き残そうと思います。

発生した順位変動について

こういった事案に気付くのはいつも売り上げの減少が切っ掛け。嫌な話ですね。

最初は10連休という大型GWの影響かと思い、売り上げと集客の推移を見ていましたがどうやら4月下旬にアルゴリズムの改変があったようです。

ウチは細かい商品が多く、2~3ページ目あたりをウロウロする商品が多かったというのが前提であります。
(低価格商品は数が売れても売上総額が伸びにくいので中々1ページ目に食い込めません)
その為、細かいキーワードを網羅し1ページ目に入る切っ掛けを増やすという作戦を立て実行していました。

この弊害は、商品名が長くなること。
出品商品によっては127文字フル活用してる奴がいたりしました。
そして、今回のアルゴリズム変化で被害を受けた商品が上記のような【商品名の長い商品】でした。

試した事

今回のアルゴリズム変更で試した事柄は次の5つです。

  1. 商品名に含めていたキーワードをキャッチコピーへ移し商品名を20文字以内で構成
  2. 商品名を50文字以内に収めるがキーワードの羅列で埋める
  3. 商品名を30文字以内に収めるがキーワードの羅列で埋める
  4. 商品名を50文字以内に収め文章は自然文にする
  5. 商品名を30文字以内に収め文章は自然文にする

1は商品名にキーワードを含ませず他の記載箇所へ移した対応です。
楽天市場がアナウンスする「商品名には商品名の他、メーカー名や型番等を記載し検索対策ワードはキャッチコピーへ移してください」を実践した形となります。

1以外はキーワードを商品名に入れ込む従来通りの方法です。
キーワードを網羅するという点では2~3の羅列が最も効率がいい記載方法です。
4~5は文章としては成立しますが『てにをは』が入るため羅列型よりも3~4ワード少なくなります。

実験の結果

検索順位の変動は3と5が最も上位の表示となりました。
最も残念な結果になったのは1番。
それ以上に残念な結果だったのは255バイトをキーワードで埋め込んだ時でした。

勿論、自社の商品だけで判断出来る事ではありません。
周辺の商品の売れ行きによっても変動しますから【確実に】と判断するには材料が乏しい事は先に記載させてもらいます。

結果からの推測

文字数の長い商品へのペナルティーが強化された

これが私の推測です。

以前(4年ほど前)にはキーワードマッチ率というフラグが重視された時期がありました。
あまりにも酷かったため、そのアルゴリズムは2か月程度の寿命でしたが…。

今回の変更はその時よりもソフトランディングしているようです。
多分、根底に【売り上げの高い商品を上位に表示】するというルールが敷かれているからでしょう。
そのルールのお陰か面白い結果も得る事が出来ました。

2か月間売れなかった商品が立て続けに5件/日 売れた

  • 通常検索の順位が上がったために起こった事象
  • 楽天市場内の他ルートでタイムランキングが表示されソコから入ってきた
  • アフィリエイトからの集客

考えられる要因が多いため分析するに至ってはいませんが、広告を打っていない時期なので、広告経由でない事は間違いありません。

まとめ

  • 5月上旬のアルゴリズム変更にて、商品名の長さの評点が強化されたかもしれません。
  • キーワードの羅列については大きな順位変動は見られませんでした。

実は、4年前のアルゴリズム変更が更新業務のシステム化を推し進めるようになった切っ掛けだったりします。
この時の登録商品が5000件。
「このすべてをキーワードマッチ率考えて記載しろと?」と言う大きな不満と不安。

今回の改変にて「やっぱりシステム化は必要だな」と強く感じました。

楽天さんをはじめ、各モールさんにはアルゴリズムの急な変更が及ぼす店舗側の苦労と苦痛を理解していただきたいものです。