社内サーバーのログインパスワードが解らない!

社内サーバーのログインパスワードが解らない!

社内サーバーのログインパスが解らない!

社内にサーバーを立てている会社ではあり得る事ですよね。

『唯一知っていた前任者が退社していてログインパスが分からない』

開発もある程度進んで来たので、親会社の遊んでるサーバーに作成したシステムを入れようとしました。
そこで起こったのが上の事案です。

「マジか」

サーバーって基本的に電源は入れっぱなしですから、OSにログインしようなんて考えはなくパスワード情報が引き継がれていない…。社内SEって売上生むわけではないので立場の弱い会社もありますし。
でも、動いているシステムが1つでもある場合、初期化して再設定と言うわけにもいかないのです。

SSHもFTPも情報が全くない

まぁログインできないので当然SSHやFTPの接続情報(ポート等)も不明。

rootでログインできないので新規ユーザーも作れない状態です。

まずサーバーを起動させてOSとバージョンを確認する

起動時にOS名とバージョンが出ると踏んでサーバーを電源長押しで強制終了&電源再投入。

すると… 【 Cent 6.9 】お~~何とかOS情報はGET出来ました。

調べてみるとCent6シリーズではまだ シングルユーザモード が利用できるとの事。
助かります。

シングルユーザーモードで起動

手順は以下の通り。

  1. まずはキーボード を探してきて接続。
  2. 電源投入後すぐ【Ctrl + Alt + Delete】押す。
  3. GRUBのメニュー画面が起動する。
  4. 起動するOSを選択して【eボタン】を押す。※e = エンター
  5. 起動オプションの編集画面が起動する。
  6. kernelで始まる行を選択し【eボタン】を押す。
  7. シングルユーザーモードで起動。
  8. passwd コマンドで新しいパスワードを設定
  9. shutdown -r で再起動
  10. 起動した後、ID:root、Pass:新パスワード でログイン実行

これでログイン出来たらめでたくスタートラインに到着です。

無事に使える状態にするための残り作業

無事にrootでログイン出来る状況まで到達しましたが、使える状態にする為にはまだまだやる事はあります。

  • 自分を新規ユーザーとして登録
  • SSHの接続ポートを確認 ※場合によってはポート変更
  • 前任者のユーザーIDを削除
  • MySQLに自分をユーザー登録する
  • FTPを動かす etc.

SSHまで仕込んでしまえば自分のPCで操作できるので楽ですね。

まとめ

root のパスワードが分からなくなっても大丈夫!

再設定の方法は必ずあります!