商品説明をマルコフ連鎖で構成してみる
商品説明をマルコフ連鎖で構成してみる
まずマルコフ連鎖が作成した文章を転載します。
読込み文章:ダイヤモンドコートの説明文4サイト
重要ワード指定:フライパン
この文章作成には現在利用中の自作システム(旧システム)を利用しました。
人間には通じませんが、マルコフ連鎖は検索システムは理解出来そうな『文章っぽいもの』を生成してくれます。
マルコフ連鎖とは
前例(登録されている単語順)を基に次の文字を確定していく文章の作成方法です。
作成もそれほど難しくありません。
- 文章を構成要素に分解(形態素分析)します。
- 分解した要素を順に3~4カラム程度のテーブルに格納します。
- 2語一致、3語一致等を決め、それに続くワードをテーブル内から抽出。
- 回数を指定しループ、文章を生成します。
マルコフ連鎖の問題点
- 商品カテゴリと一致した文章を読み込まないと商品と無関係な文章が生成される。
- 欲しいキーワードを網羅した文章は生成できるが対人間向きの文章になり難い。
『加工フライパンの異なる点は、空焚です。』
例として上記生成文章から抜き出しました。
加工、フライパン、空焚などのキーワードは網羅するものの日本語の意味は『???』ですよね。
まとめ
自然文か否かが評価され、検索対策にワードサラダを利用する事はマイナス要素となっています。
SEO対策として単語の羅列をする時代は既に終わりを迎えています。
今後、楽天市場でも同様なワードサラダ対策が計られてくることでしょう。
それでも必要な文字を漏れ落ちなく盛り込むことはとても大切です。
しかし、全ての商品で必要な文字を網羅した文章を作り上げる事は労力、費用対効果の面で難題であると言えます。
そこで役立つのが『マルコフ連鎖』や『品詞穴埋め文章(Replace)』と言ったテクニックであると考えています。
こういったテクニックはワードサラダの代替えとして利用できGoogleさんにも嫌われにくい(今の所)有効手段。
難点は人間に読まれたくない本来の商品と矛盾する文章が生成される可能性もある事です。
ショップだったら『検索対策:AI自動作文実験中』なんて書けばクリアできる可能性があります。
お客様は中の文章を読もうとはしませんし、読んでも内容の矛盾を突っ込まないですよね。
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