面倒な画像加工の自動化を検討する
面倒な画像の加工を自動化したい
私はメーカー内で一人でネットショップを運営しています。
メーカーの仕事は卸ですから、商品画像よりも価格設定と仕入の妙技が売り上げに貢献します。
つまり、画像はあまり重要視されません。
そんな中で仕事をしている為、手元にはきれいな画像が無い。正方形に加工された画像が無い。
倉庫に実物はあるものの出品している何千という商品の写真をすべて撮影し加工する手間は無い。
大手さんって1万を超える商品すべてにカスタマイズかけてますよね?
人件費をかけられるというのも一つの回答だと思いますが、実はもっと簡単に実行する方法があるんです。
自動化=画像を取得・加工・別名保存すること
出品画像(特にサムネイル)には何が求められるでしょうか。
- アイキャッチ(目を引く、目に留まる力)
- コピー転載防止用の文字入れ
- 販売商品の訴求(何を打っているか一目で理解できる力)
細かくすれば『魅力の伝達力』とかもっと沢山あるのでしょうが、大まかにはこの3点です。
良く行われる対策としてはこんな感じです。
- 枠線を付けて目立たせる
- ウォーターマーク(透かし文字)を入れる
- 簡潔な文字を入れ伝達
送料無料マークなどは項目1に該当しますし、枠線に店舗名を入れれば1つの施策で項目1、2に対応します。
集めた画像に対して上記3つの処理をしたい。
通販屋にユーザーの多いアプリ『ウェブアートデザイナー』を使っても千を超える商品に処理を施そうとすれば相当な時間がかかります。
まずは画像保管の明確なルールを決める
私の編み出したルールは次の通りです。
- 画像は仕入先毎にフォルダにまとめる
- 仕入先フォルダ内では枚数毎にフォルダに分ける。(1枚目は[フォルダ1]、2枚目は[フォルダ2]に商品番号で保存する)
- 画像の名称は仕入先の商品コード(重複する場合は自社採番コード)にする
これで目的の画像の有無が容易に判断できます。
画像加工プログラムを作る
大手さんのすべての商品に入れられた枠。実は人の手ではなくプログラムの実行結果だったりします。
ボタン1個のクリックで何千という画像の加工を支持することが出来てしまうんです。
こんな道具、あるかないかで労力かなり違いますよね。
もちろん、人の手が入ってないデメリットはあります。真ん中がずれていたり、見た目がきれいでなかったり。でも正方形に整ってるだけで商品画像はちゃんと処理したように見えますので何もしないよりはましです。まずは自動化で画像を簡単に加工し、力を入れる商品は別口で手動加工する。そんなルールで運用する事が効率アップにつながると考えています。
何をすればよいか明確にする
必要な加工は次の7点です。
- 加工する画像の用途を判断する(サムネイル、ホワイトバック、その他)
- 画像サイズの短辺を統一サイズの辺と同じ長さに均等比率で拡大縮小する
- 画像をセンタリングし統一サイズでトリミングする(サムネイル、ホワイトバックの場合)
- トリミングした画像にフレームを重ねる(サムネイル、ホワイトバックの場合)
- 画像中央にウォーターマークを入れる
- 画像に商品名を書き入れる(サムネイル、ホワイトバックの場合)
- 送料無料などのボタンを配置する(サムネイル、ホワイトバックの場合)
これだけの処理がボタン一発で実行出来たら、かなり楽になるはず。
画像を加工するプラグインは様々な言語で提供されていますが、私はPHPで書いてみようと思います。
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