楽天市場の店舗向け掲示板にあった売上アップのための悩み
楽天市場の店舗向け掲示板にあった売上アップのための悩み
内容を分解すると次のような悩みでした。
- ページアクセス数を増やしたい
- ページアクセス数を改善しないと売上改善が見込めない => だからアクセス数を増やしたい
楽天市場というフォームは特殊で、楽天市場に最適化するとGoogleに嫌われると言うジレンマがありますが、あくまで楽天市場に最適化すると言う事でまとめていきます。
アクセス数を増やす最も効果的な方法は【売上を上げる】事
アクセス数UPの最も重要なファクターは【商品の売上高】です。
【売上を上げる】やり方はいくつかあります。
- 広告に費用を掛ける
- 赤字になっても他店よりも圧倒的に安い価格を値付ける※JANや品番はしっかりと登録した上で行う事が大切
- ランサーズなどで購入者を募りキャッシュバックで商品プレゼントする
どの手法もハイリターンの可能性がありますが、ハイリスクです。
特に3番目の購入外注はルール上違反なのでバレたら即退場が宣告されます。
但し、その分破壊力は抜群で上位店舗さんでもこれをやっている所があります。
Yahoo!ショッピングとAmazonでは楽天ほどペナルティが怖くないのか、相当数の購入外注案件が出ています。
この手法で手に入れた商品をフリマアプリで販売して利益を稼ぐことを0円仕入転売というそうです。
商品がタダで手に入るどころか報酬ももらえるので小遣い稼ぎには一石二鳥です。
但し、市場の価格を思いっきり崩すので真っ当な店舗としては絶対にやめて欲しい手法です。
ザックリ言ってしまえば、上記3案はお金で人気を購入する手法になります。
売上が無いからそもそも悩んでいるわけで、売上を上げるためにハイリスクな投資を選択するのは愚策です。
「正解するためには正しい答えを書きなさい」って言ってるのと同じ様なもの。意味ありませんよね。
楽天市場でアクセス数を増やす(減らさない)方法は4つ
- 必要な所に必要な文字(単語)を書き加える。
- 細かいペナルティーに掛からないように注意する。
- 売上の上がったURLは極力捨てずマイナーチェンジでつないでいく
- 検索対策ワードを幅広く用意し自店舗に有効なワードを探していく
結局は楽天市場のルール内で分析と適用を最適化していくわけです。
細かいペナルティーについては次のようなものがあります。(2020/06/29現在で把握しているもの)
- 受注後キャンセル
- 問合せへのレスポンスが遅い
- 配送伝票番号の記載遅延と未記載数
- 店舗レビューの相対評価※商品レビューではなく店舗レビューです
- 顧客からのクレーム連絡が楽天に入ったか否か
- 店舗内商品の欠品比率
どれも違反点数には記載されないものですが、これらがある場合驚くほど明白に新規受注件数が減ります。
商品ページや商品名などを弄っていない限り、受注件数はほぼ横ばいに推移するハズです。
それなのに受注件数が落ちると言う事は『露出の減少』がある事を意味します。
端的に言えば、検索時の表示順位やカテゴリ選択時の表示順位に影響があると言う事です。
ただし売上げ的に影響のある範囲は『新規受注』のみです。
売上の作り方は店舗のスタイル(取扱商品)で変わる
店舗のスタイルは大別すると次の2つしかありません。
- リピーター優先店舗
- 新規優先店舗
リピーター優先店舗とは
リピーター優先店舗は具体的には【日用食材/健康食品/趣味ジャンル/事務用消耗品】などを主として扱う店舗です。
例えば、私の親はコーヒーが好きなのですが『○○の豆が美味しい』とその店舗でリピートします。プリンターのトナーなどは購入履歴から探し前と同じところで購入する事が多いのではないでしょうか。
こう言ったリピート客を獲得しやすい店舗は『リピーター優先店舗』となります。
新規優先店舗とは
例えば、ウチの場合はキッチン用品を主として日用雑貨を取り揃えている店なので『リピーターが少ない』店舗です。
昨年購入したフライパンを半年で購入する場合、悪くなったから購入するのですから同じ店舗でリピートしませんよね。かといって、長持ちしてしまうと店舗の事は忘れされれますから同じくリピートにはつながりません。
リピートしていただくためにとメールマガジンを多投すると嫌われます。
つまりウチは『新規顧客を獲得し続けないといけない店舗』=『新規優先店舗』となります。
売上作りはリピーター優先店舗が圧倒的に楽
理由は簡単です。
『積み上げ出来る』から
1回購入してくださった方を大切にフォローする事で次の売上が生まれるのですから、顧客獲得コストが安く済みます。
一方で、毎回新規を取得しないといけないウチの様な店舗はどうしても顧客獲得コストが高くなります。『×回数』がありませんから当然です。
新規優先店舗はどうすればいいか
先にあげた4つのファクターを効率よくこなすしかありません。
マイナス要因を極力減衰し、検索される幅を広げる。
絵にするとこんな感じ。
もうね、コレしかないんですよ。
上下のルートをタイヤの両輪のようにまわしていくイメージ。
嬉しいのは片方だけまわしていてもそれなりの効果が見込める事。
ただ、個人的にはコンバージョンよりも集客が先だと思っていますけど。
まとめ
自店舗の商品構成を自由に変更できるのであれば、リピート商材を主力に持ってくるのが最も賢い方法です。
私は某メーカー傘下という縛りがあるので品揃えを弄る事はできないので、地道にワードとページを改善しペナルティを貰わない様に立ち振る舞うしかありません。
辛いねぇ。
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