適材適所とミスマッチ解消(某ビジネス系YouTubeを見てのひとりごと)
適材適所とミスマッチ解消(某ビジネス系YouTubeを見てのひとりごと)
ちょっとね、ビジネス系の某ユーチューバーの方の動画を見まして「それ違うんじゃね?」とモヤモヤとしてしまったので解消のために書いてます。
その方の動画は「まずはスモールビジネスとして物販から始めましょう」という主張でした。
まぁね、人がモノを使って分業して生きている以上『物販』は廃れる事はないですし、仕入と売りでお金の流れを知る事も出来るので正解の1つではあると思います。
でもね、でもですよ『本人の資質』ってあると思うんです。ちなみに、私の気質は物販には向いていないと思います。ECサイトの事業者でありながらこんなこと言ってはいけないんですけどね。
物販に向いている人の性格/特徴
物販に向いている人の特徴ってこんなところだと思います。
- 欲が深い(得してやろうとか、売上積んでもらおうとかそういう思考回路を当たり前のように積んでいる)
- 浅くても広く知識と興味を持てる
- 理屈にはあまり興味ない
こういうスペックの人が物販をやると強い。
ここに『人が好き』『人と話すのが好き』というスキルが加わると営業マンとしては秀逸な存在になれます。
必須のスキルは『欲が深い』です。
これが無いとまずこけます。仕事していて苦痛に感じると思います。
ちなみに、私は残念ながら『欲が深い』スキルを搭載していません。なので、遠回りして今の状態に至っています。
職人気質タイプと物販の相性
私の気質は職人型だと思います。職人型の特徴はこんな感じ。
- 多くの事に興味を持てない
- 興味を持ったことに対しては深く知識を教習しようとし、それが苦痛にならない(所謂オタク体質)
- 事象Aと事象Bの間(なぜ事象Bが起こったか)に興味がわく
だから私は物販を単純に捉える事が出来ないんですよね。単純に考えられれば楽だと思うのですが。
職人気質の人間から見た商品の価値とは「どれくらいの魂が込められているか」なんですよ、突き詰めて思い返してみてみると。
なので、商品Aを右から左に流して利ザヤを狙うというクリエイト熱量のすぐない作業に魅力を感じません。
仕事に魅力を感じないと不思議なものでテンションだけじゃなくて質が落ち売上も落ちてくんですよね。
私のような職人タイプの人が物販開始すると痛い目見るのでやめた方が良いです。
ちなみに、私は職人型でありながら『人と話すの大好き』なのでそこから『商品が購入された理由』を探るようになり何とかこらえたのだと思います。
理屈は市場を越えられるか
私のような職人型がついつい起動してしまう思考回路が『理屈が世の中を支配している』という方向性の思考です。
理屈って後付けされる事が多いものなので、未来から過去を振り返ると理屈が成立しているように見えるものです。
そこで、理屈から市場を見れないかと何度も挑戦しました。
職人タイプが得意とする分析や深堀の事案で、EC分析の指標として受け入れられているものが3つあります。
- サジェストワード
- SEO
- 価格比較
前述しましたけど、職人タイプは特に最後の価格比較が苦手な人多いです。
良いものが高く売れない理由が分からないし、安いものを高く買う心理が分からない(笑)
私がEC事業をはじめて驚いたのは「100円で作って500円で売れてる」ものがある一方で「5000円で作って5200円でも売れない」商品があると言う事。というよりも「えっ!これ原価こんな低いの?」という驚きです。
んでね、安くすればもっと売れるんじゃないかと思って500円で売ってた商品を「300円で販売したら売れない」のですよ。もう私の頭は理解不能です。
今思えば思考の持って行き方が違ったなと思いますけど、その時は『露出(検索優位性)』のせいだと思い最適なSEOを実施しようと試行錯誤しました。
その結果が今のシステム化につながるという…まぁ遠回りしてるなぁと思うわけです。
自分の気質とミスマッチな仕事は精神を消耗する
私自身もそうですが、仕事内容と気質のミスマッチは良い回転を生みません。
ひたすら消耗します。精神を。
まぁそれを知っていたからユーチューバーの方が得意げに「まずは物販です!」と断言していたのが気に入らなかったわけです。
今の時代だからこそできる『フリーランス』としての活動
インターネットがあれば沢山のヒト・モノ・コトと繋がる事が出来る今の時代にはフリーランスとしての生き方があります。私も個人事業主ですからフリーランスみたいなもんです。親会社のような会社があるので完全独立という感じではないですが、物販の命題を授かったのにプログラミングをしている程度に自由を頂いてます。
今、情報発信の形が『誰でも/簡単に』出来る様に進化しています。
その過程で、その個人の思い込みや自分の成功体験だけに立って伝えられる情報が沢山あります。
私はこれがとても危険だと思ってるんです。
悩んでるときって藁にすがるでしょ?でもその掴んだ藁が自分に合っているかなんてその時は考えないでしょう。
会社に所属すると、なかなか離職/再就職を繰返すことができませんが、フリーランスの方なら自分に合った仕事を見つけられるのではないでしょうか。この記事についてもそうですが「まずは疑ってかかれ」です。
その中で、自分に合ったスタイル/自分に合う思考回路の仕事に出会えるのだと思います。
企業勤めとフリーランスの収入面の違い
企業勤めは安定を得る事が出来ます。クビになってしまえば別ですが、ならない限りは。
一方でフリーランスは非常に不安定です。
仕事があっても取れなければ収入はないですし、仕事を獲るのにも競争があります。
なので、安定を獲る場合はフリーランスも起業もお勧めしません。
フリーランスの良さは自分に合った仕事を自分で探して行える事。そして、スキルがマッチしていれば収入面も会社勤めより増えると言う2点です。
職人気質タイプは事象と事象の間の理屈を形にするとお金になる
私のシステムもそうですが、2つの事象の間をつなぐ事が職人気質の人間は得意です。
こういった人やシステムがあると、物販/営業向きの人はさらに活躍する事が出来るでしょう。
自分に合った仕事をした方が絶対に時間効率が上がります。
難しいかもしれませんが、そういう仕事していきましょう。
まぁ少なくとも私のようなタイプが『物販はもうかる』と思って仕事を始めると凄く疲れます。
欲が深くなければ物販で儲ける事はできません。
まとめ
このブログでこういう記事書いたのはじめてかもしれません。
システムの話ばかり書いてたから。
私個人がどんな奴でどういう思いでECのシステム化を進めてきたのか、今後どんなツールになっていくのか、少しでも理解の助けになれば幸いでございます。
さぁ、今日も頑張りましょう!
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