楽天市場のRON会議室で利益計算ツールを公開したらアクセス数が凄かった

楽天市場のRON会議室で利益計算ツールを公開したらアクセス数が凄かった

楽天市場のRON会議室で利益計算ツールを公開したらアクセス数が凄かった

楽天市場内では【送料無料ラインの統一】で話題が持ちきりです。

だってねぇ、これダメージがデカ過ぎるもん。

んで、そのアナウンスのページで「赤字になる」「いくらに値付ければいいか悩む」などの声があったのでページ内会議室内で利益計算ツールのURLを公開しました。

そうした所、アクセスログが溜まる溜まる。1日で1000を超える事態に。
「ヤバイ、再起動できない」と少々困っている状況です。

なんでこんなにアクセス数が増えるのか

単純ですよね、みんな不安だからです。

だって、真っ当に商売するなら【商品売価】と【送料】は分割されて明瞭会計がベストです。
そして、送料まわり統一したいのであれば顧客が求めているのは『送料無料ラインの統一』ではなくて『送料の統一』であるべきでした。

当然、店舗ごとに異なる送料を統一するには、楽天市場が親となりヤマトや佐川と交渉する必要があります。
【日本全国 全サイズ統一○○円】これが顧客が求めているものです。

店舗毎に価格が違うから解り難いと言われているのであって、それ以上でもそれ以下でもないんですよね。
それなのに【統一】を掲げてしまうから歪がデカくなっているわけです。

不安だったら送料込み価格で提示すればいいのでは?

確かにその通りなのですが、日本の市場はデフレ市場です。『安い!』が一番のPRになってしまっています。

その為『送料込みにして複数購入いただけると送料2重取り』という状況を店舗が嫌って【商品】と【送料】を分割して提示するという仕組みが結果的に安価に購入できるため顧客に受け入れられています。

そんな中で自店舗だけ送料込み価格で提示する。チキンレースですよね、もう。
また「全商品の価格管理をモール毎になんて出来ない」というのも送料込み設定の問題に上がってきます。

それくらいECの業務は管理項目が多いのです。

私の採用する対策

送料無料ラインなんて関係なしで全商品に送料を含ませるしかないと考えています。

そうしないと管理出来ない。

課題は以下の2点。

  1. 運送会社が値上げしたら全商品の価格を訂正しなくてはいけない => 労務コストの増加
  2. デベロッパーAPIの情報では送料込みと別の判断が出来ないため、他店との比較が難しい => 市場調査コストの増加

1についてはシステムでルール組んでしまえば良いのでいいのですが、2については対応策が全くありません。
だってねぇ、APIで情報くれないんですもん。

暫くは試行錯誤が続きそうです。

まとめ

今回の件は楽天の愚行としか言えないのですが、中止という選択肢はきっとないでしょう。
であれば、我々はどう付き合うかを真剣に考えていく必要があります。

ちなみに、私は既にプラン変更を申し出ました。
だって、100均アイテムなんて赤字商品に成り下がるので出品できなくなりますから。
こういった商品は独立ドメインの自店舗を作ってくしかないですよね。

EC業界この後どうなってくのか、不安です。

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